『ひぐらしのなく頃に』をいまさらプレイ
新作『うみねこのなく頃に』が出ている今頃になって、やっと読んでみた。
途中、読むことがかなり苦痛だった。
一つの事柄を
- 客観
- 主観
- セリフ
と、三回重ねて説明する必要はどのくらいあるのだろうか?
作中、何度も現れる【客観】【主観】【セリフ】の過剰な説明に、かなり辟易した。
この作品は様々なジャンルとして見ることができる。
『閉じられた並列世界』は【SF】だし、『奇病』は【ホラー】、『神と超常現象』は【ファンタジー】、『連続怪死事件』は【ミステリー】で『黒幕』は【ピカレスク】だろうか。
だが、なにより強く描かれるのは【人間劇】ではないだろうか。
人と人が織り成す悲劇や喜劇、そして可能性。
そういったものを描こうとしたのではないかと思う。
……「思う」……。
残念ながら、こういう曖昧な表現しかできない。
作者が伝えたかった事は、ダメ人間では理解しきれなかった。
なぜか。
一つには『ジャンルの複合』が上げられる。
様々なジャンルを合わせる事は、食材を鍋で煮込むのに似ている。
多くの食材を鍋で煮込むのは、確かに旨みがでて良いのかもしれない。
しかし、料理法を間違えれば、ギトギトと油っぽく変に生臭いスープとエグみのある具が出来上がる。
食べられたものではなく、無理に食べれば腹を壊す。
本作がそこまで酷いとは言わないし、言えない。
料理法は間違っていない。
しかし、多くの具材を放り込んだせいで、どの旨みもぼやけてしまっている気がする。
いま一つの理由に『文章』を上げる。
先程の料理の例で言えば、文章は『味付け』にあたる。
どんなに旨みの出たスープも、塩を入れる量を間違えば塩辛くて飲めない。
前述した『過剰な説明文』という『味付け』は、ダメ人間の舌には合わなかった。
その『味付け』が気になるあまり、スープ本来の旨みを感じ切れなかった。
もちろんダメ人間の舌が貧乏舌で、高尚な素材をきちんと味わいつくせないのが最大の問題だ。
SF→ミステリー→ホラー→ヒロイックファンタジーと腐りきった読書暦を重ねてきたダメ人間が、上記のような題材に飽食気味なのも問題ではある。
しかし「もう少し煮込む時間が長くて味付けを考えてくれたら」と思うのは、受け取り手の我侭だろうか?
その点が残念であった。
今後は『ひぐらし』にハマッたらしい友人と『ひぐらし談義』でもして、別の味わいを感じようと思う。
なんて事を、手元にあった書籍批評の雰囲気に似せて書いてみましたが、実は全然似てない上に疲れたので、もう二度とやらないと心に誓いました……。
やっぱりダメ人間は駄目だなぁ……orz
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